バイクのある景色

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オートバイ好きのブログです。

モンキーR フロントフォーク整備②

 こんばんは( ゚▽゚)/

今回は、分解したフロントフォークを組み立てていきます。

 

 

ngxyh754.hatenablog.com

 

1.使用したもの

〇ヤマルーブ サスペンションオイル G-15

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〇ホンダ純正部品

オイルシール、ダストシール、バックアップリング、フォークボトムボルト、銅パッキン
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2.組み立て

分解した部品を清掃します。

キズ、打痕、曲がりがないかチェックします。
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アウターチューブの中身も、洗油ナイロンブラシで洗って綺麗にします。
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オイルシール部分も、スコッチブライトで清掃しました。

打痕、キズ、異物があるとオイル漏れするので、入念にチェックします。
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まずはバックアップリング(スペーサ)を入れます。

表裏があるので、注意してください。
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オイルシールを打ち込みます。

オイルシールも方向があり、メーカー名がある方が上になります。
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オイルシール外周とアウターチューブ内周にシリコングリスを塗り、刻印を上にして押し込みます。
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木の板を敷き、叩き込めるだけ叩きます。
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外した古いオイルシールを置き、更に奥まで叩き込みます。
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クリップの溝が見えるまで叩き込んだら、OKです。
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クリップにシリコングリスを塗り、アウターチューブにはめ込みます。
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インナーチューブに、リバウンドスプリングシートパイプを差し込みます。

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フロントフォークスプリングインナーチューブに入れ、フォークボルトを仮締めします。
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インナーチューブの底から出たシートパイプに、オイルロックピースを差し込みます。

オイルロックピースとインナーチューブの先端にフォークオイルを塗っておきます。
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オイルシールの内側にも、キズ防止にフォークオイルを塗っておきます。
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オイルシールのリップを傷つけないように、インナーチューブを差し込みます。
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アウターチューブ底部に、ソケットボルトスペシャルワッシャーを取り付けます。

手締めした後、一回緩めて、フォークボルトを外し、スプリングの荷重を抜いてから再度締め込みます。

オイルロックピースがズレて締め込まれている可能性があるので、一旦荷重を抜いて締め直しミスを防ぐというわけです。

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ソケットボルトを、トルクレンチで締め込みます。

指定トルクは20Nmです。
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ソケットボルトの締め付けが終わったら、フォークボルトとスプリングを外します。

垂直に固定し、フォークオイルを入れます。
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モンキーR純正フォークのオイル量は、131〜133ccとなっています。

細かな気泡が入ると、油面が見えづらいので注意します。
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定量入れたら、静かにストロークさせ内部の気泡を外へ出します。

細かな気泡はすぐに出てこないので、垂直に固定したまましばらく放置します。
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待っている間、ダストシールを入れます。

ダストシールにシリコングリスを塗り、インナーチューブでリップ部に傷をつけないように、ビニールで保護しながらいれます。
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ダストシールは、ぐっと押し込むだけで入れることができます。
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サービスマニュアルには油面が記載されていませんでしたが、測定したところ110mmでした。

左右の油面を合わせたら、スプリングを挿入します。

スプリングは、ピッチの短い方を下向きに入れます。

入れるときは、吹きこぼれ防止のためにインナーチューブを伸ばしたまま入れた方が良いです。
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フォークボルトを締めて、作業完了です。
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今回も、先輩の助言をいただきながら作業を行いました\( 'ω')/

マニュアルには載っていない、細かなコツやノウハウを教えていただけるので、感謝感謝です!