こんばんは( ゚▽゚)/
今回は、分解したフロントフォークを組み立てていきます。
1.使用したもの
〇ヤマルーブ サスペンションオイル G-15
〇ホンダ純正部品
オイルシール、ダストシール、バックアップリング、フォークボトムボルト、銅パッキン
2.組み立て
分解した部品を清掃します。
キズ、打痕、曲がりがないかチェックします。
アウターチューブの中身も、洗油とナイロンブラシで洗って綺麗にします。
打痕、キズ、異物があるとオイル漏れするので、入念にチェックします。
まずはバックアップリング(スペーサ)を入れます。
表裏があるので、注意してください。
オイルシールを打ち込みます。
オイルシールも方向があり、メーカー名がある方が上になります。
オイルシール外周とアウターチューブ内周にシリコングリスを塗り、刻印を上にして押し込みます。
木の板を敷き、叩き込めるだけ叩きます。
外した古いオイルシールを置き、更に奥まで叩き込みます。
クリップの溝が見えるまで叩き込んだら、OKです。
クリップにシリコングリスを塗り、アウターチューブにはめ込みます。
インナーチューブに、リバウンドスプリングとシートパイプを差し込みます。
フロントフォークスプリングをインナーチューブに入れ、フォークボルトを仮締めします。
インナーチューブの底から出たシートパイプに、オイルロックピースを差し込みます。
オイルロックピースとインナーチューブの先端にフォークオイルを塗っておきます。
オイルシールの内側にも、キズ防止にフォークオイルを塗っておきます。
オイルシールのリップを傷つけないように、インナーチューブを差し込みます。
アウターチューブ底部に、ソケットボルトとスペシャルワッシャーを取り付けます。
手締めした後、一回緩めて、フォークボルトを外し、スプリングの荷重を抜いてから再度締め込みます。
オイルロックピースがズレて締め込まれている可能性があるので、一旦荷重を抜いて締め直しミスを防ぐというわけです。
ソケットボルトを、トルクレンチで締め込みます。
指定トルクは20Nmです。
ソケットボルトの締め付けが終わったら、フォークボルトとスプリングを外します。
垂直に固定し、フォークオイルを入れます。
モンキーR純正フォークのオイル量は、131〜133ccとなっています。
細かな気泡が入ると、油面が見えづらいので注意します。
指定量入れたら、静かにストロークさせ内部の気泡を外へ出します。
細かな気泡はすぐに出てこないので、垂直に固定したまましばらく放置します。
待っている間、ダストシールを入れます。
ダストシールにシリコングリスを塗り、インナーチューブでリップ部に傷をつけないように、ビニールで保護しながらいれます。
ダストシールは、ぐっと押し込むだけで入れることができます。
サービスマニュアルには油面が記載されていませんでしたが、測定したところ110mmでした。
左右の油面を合わせたら、スプリングを挿入します。
スプリングは、ピッチの短い方を下向きに入れます。
入れるときは、吹きこぼれ防止のためにインナーチューブを伸ばしたまま入れた方が良いです。
フォークボルトを締めて、作業完了です。
今回も、先輩の助言をいただきながら作業を行いました\( 'ω')/
マニュアルには載っていない、細かなコツやノウハウを教えていただけるので、感謝感謝です!