こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
リコイル(ヘリサート)セットが届いたので、ネジ山の補修にはいります。
本家本元のリコイルセットは高額だったので、安物にしました笑
1.準備するもの
〇リコイルセット M6用
2.作業
まずは、リコイルを挿入するためのめねじを作るため、ドリルで穴の拡大をします。
セットに付属している専用のドリルを使用して、適切なサイズの下穴をあけます。
下穴が開いたら、セットについているリコイル用のタップをたてます。
一般的なタップでも代用できるかもしれませんが、元のネジサイズのピッチに合うタップでなければいけないので、専用品を使う方がよいと思います。
これがネジ山をつくるリコイルです。
リコイル挿入工具にセットします。
工具の成型にバリがありましたので、紙やすりでならしました。
リコイルの曲がった部分(タング)を工具の先端側にくるようにし、工具の溝にセットします。
高さ調整治具を工具の先端側に移動させ、リコイルの曲がった部分が工具の溝の底につかない位置に調整しセットします。
リコイルを挿入します。
挿入前は、ネジ穴を徹底的に洗浄し異物がないことを確認しておきます。
最初は押し付けるように回していきます。
リコイルの終端がネジ切り開始位置(ツライチ)から1/4~1/2回転くらいまで回し入れ、挿入工具を引き抜きます。
まだネジ穴の底にリコイルの曲がった部分(タング)が残っています。
リコイルの曲がった部分(タング)を専用工具で折ります。
穴に工具を差し込み、ハンマで叩いて折ります。
ねじ切るとバリが残るため、不具合につながるそうです。
ネジ穴の底に残ったタングは、忘れずに回収しましょう。
無事にM6ネジ穴が補修できました。
ボルトを差し込むと、しっかりと回し入れることができました。
一安心です('ε`汗)
なんとか失敗せずに補修できました('ε`汗)
古い機械だとやるときはやってしまうので、補修する技術も磨いていきたいと思います。