こんにちは(*´∀`*)
整備したエンジンの、シリンダーとピストンの新品が手に入りましたので、交換しました。
1.使用したもの
〇キタコ ピストンキット STDタイプ2 88cc
350-1014202
〇キタコ φ52鋳鉄シリンダー
311-1083102
2.組み立て作業
株式会社キタコ様に問い合わせを行い、キタコ旧型STD88ccヘッド(ダックス70改)に互換性のある、現行品を紹介いただきました。
左が旧品、右が新品です。
旧品と比べ、新品のほうはピストンヘッドが盛り上がっており、スカート部が短くなっています。
ピストンヘッドです。
新品の方に、88EXと刻印があります。
ピストンリングも新品なので、虎の巻通りに組んでいきます。
切り欠きを120度ずつずらし、圧縮の逃げを防止します。
エキスパンダを先に入れ、サイドレール上下を入れます。
赤色で円周がメタル地の方がトップリング、全体が黒色の方がセカンドリングです。
(間違ってたらごめんなさい( ´_ゝ`))
すべてのピストンリングを取り付けました。
コンロッドに取り付け、ピストンピン、クリップを取り付けます。
クリップを取り付けるのが難しいです( ´_ゝ`)
インテーク(吸気)側バルブの逃がしが大きいので、そちらを上に向けて取り付けます。
88EXの刻印が、ちょうど順方向になっていますね。
新品のシリンダーの合わせ面に、バリが少したっていたので、油砥石を掛けます。
シリンダーを差し込みます。
無理に差し込まず、振動を与えながらゆっくり入れていきます。
カムチェーンローラー、シリンダー固定ボルトを仮付けしておきます。
シリンダーとヘッド間のガスケットですが、シリンダーの新旧によって種類が違います。
左が旧シリンダー用で、紙ガスケット
右が新シリンダー用で、ステンレスガスケットです。
シリンダーが新旧で全長が異なるため、ガスケットの厚みで帳尻を合わせています。
https://www.kitaco.co.jp/data/product/link/engine_tuning_monkey/packing_set_monkey.html
今回は新シリンダーなので、ステンレスガスケットを使用します。
ヘッドを取り付けます。
この時点でフライホイールを廻し、ピストンとバルブの干渉がないか確認しておきます。
ヘッドナット、ワッシャーを取り付けます。
左下の銅ワッシャーは、新品にします。
フライホイールと、カムスプロケットの切り欠きを合わせ、バルブタイミングを合わせます。
タイミングがズレていれば、フライホイールを廻すことができませんので、確認しておきます。
カムカバーを取り付け、エンジン組み立て完了です( ゚∀゚)
とりあえずエンジン完成しました( ゚▽゚)/
あとは車体をリフレッシュしていきます。