バイクのある景色

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オートバイ好きのブログです。

モトコンポ 接点不良改善

こんにちは( ̄∇ ̄)

モトコンポ 整備記録(おまけ) 接点不良改善です。

 

レストアしたモトコンポですが、どうも電気系の接触が悪くウィンカーブレーキランプ点いたり点かなかったりしました。

 

今回は、原因の発見と改善を記事にします。

 

 

ngxyh754.hatenablog.com

 

1.使用したもの

〇呉工業 接点復活スプレー

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2.原因調査

状態としては、ウィンカー、ブレーキランプが完全に機能する場合と、まったく点かない場合とがありました。

そのため、ウィンカーリレーの不良ではなく、接点の不良に絞って調査しました。

 

まずは、アース不良を疑います。
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モトコンポフレームアースは、イグニッションコイルの固定ボルトに共締めしてあります。

フレームの塗装を剥がし、磨きましたが改善しません。
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次は、ウィンカースイッチの清掃をしました。

しかし、改善しませんでした。
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3.原因判明

テスターで導通を追ってみたところ、なんとキーシリンダー内部の接点不良だと判明しました。
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キーシリンダーの裏側には、ハーネスがロウ付されています。

キーONで、バッテリー配線(赤)と、ウィンカー配線(黒)導通する仕組みです。

テスターで測ると、導通が不安定でした。
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原因がわかりましたので、シリンダーを分解して内部接点を改善します。

シリンダーのカシメを、広げてあげると…

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シリンダー底部が外せます。

内部に見える銅の部品が、キーの回転と連動しており、二つの接点を導通させる仕組みのようです。
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底部側の接点です。

全体的にくすんでいました。

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サンドペーパーで磨き、綺麗にしました。

銅接点には、接点復活スプレーを拭いておきます。
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シリンダー側も同様に磨きます。

こちらは、真鍮ブラシをリューターに取り付けて磨きました。
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銅接点の上下にみえる丸い部分には、裏側に小さい金属球が付いておりました。
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シリンダー内部の様子です。

山なりの段差があり、キーON、OFFの角度で金属球が収まるようにできています。
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4.動作確認

キーシリンダーを元のように組み立て、導通をチェックします。

キーOFFのときは、導通していないので、OL(オーバーロード)と表示されます。
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キーONにすると、導通して2.0Ωと表示されています。

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車体に組み立ててチェックします。

キーOFF
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キーON

モトコンポはキーONの直後、ランプチェックのためオイルランプが光る構造になっています。
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なんとかキーシリンダーを交換せずに済みました(*・ε・*)

モトコンポのキーシリンダーは、純正品でも価格が高騰していたので、なんとかなって良かったです。

 

KURE 接点復活スプレー #1424 220ml

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