こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
車検準備①、②で清掃した、ブレーキのフルードを交換します。
***制動装置は重要保安部品です。作業は自己責任で行って下さい。***
1.使用工具
〇ストレート ワンウェイ・バルブ
〇ホンダ ブレーキフルードDOT4
2.フロントブレーキ
ブレーキフルード交換は、古い油を新しい油で押し出す方法で行います。
まず、ワンウェイバルブをキャリパのブリーダーバルブに、ホースを介して接続します。
流れ方向があるので、そこだけ注意してください。
押し出されたブレーキフルードのために、先端をバケツやペッドボトルに入れておきます。
フルードタンク周辺は、飛散防止のためにタオルで養生しておきます。
タンクのフタを取って…
ダイヤフラムを取り外します。
これが古いブレーキフルードです。
変色して、茶黒く濁っています。
作業高速化のため、古い油をタンクから吸い出しておきます。
このとき、油面から油吐出口が出ないように気をつけて下さい。
(エアが入る可能性があります。)
ブリーダーバルブを緩めて、ブレーキレバーを引きます。
古い油が押し出されて、カップに溜まります。
(色が識別しやすいように、バケツ→計量カップへと変更しました。)
フルードタンクの油面が下がったら、新しいフルードを追加していきます。
暫くすると、押し出される油が新しいものになるので、交換終了です。
左右のキャリパは同一ラインですが、念のため同じ作業を行いました。
最後に、レバーを握って油圧を掛けた状態のまま、ブリーダーバルブを締め付けます。
フルードタンクに、適正な量のフルードを入れて作業完了です。
3.リヤブレーキ
リヤブレーキも、作業は同じです。
ワンウェイバルブの向きに注意して、セットします。
リヤブレーキのフルードタンクのフタを開けます。
フロント同様、とても濁っています。
ブリーダーバルブを緩めて、
新しいフルードを入れながら…
ペダルをふみふみすると…
茶黒い油が押し出されます。
暫くすると、透明な新しい油が排出されます。
適正な油面までフルードを入れて、作業完了です。
4.仕上げ
最後に、万が一のフルード飛散による塗装侵食防止のため、洗車してあげます。
ブレーキフルードには吸湿性があるので、洗車をすればバッチリ大丈夫です。
(裏を返せば、雨の日に作業はできません。)
以上でブレーキフルード交換作業は終了です。
ワンウェイバルブが無くても作業は可能ですが、作業効率が全然違うので、とてもお勧めな工具です(*´∇`*)
あとは光軸の調整をして、ユーザー車検に臨みます。